2015年06月01日

器質性疾患と機能性障害

40代の女性患者さん。 
主 訴   食べられない
診断名   機能性胃腸症 

器質性疾患 というと、胃潰瘍とか胃がんとか、胃そのものに病変が有ります。

この方の病名に付く 機能性 とは、胃カメラで見ても何も問題が無いのに、動きが悪い状態です。
いわゆる、 機能低下症 です。

胃腸は自律神経が動かしているので、
自律神経が胃をコントロールできていない状態です。

この時点で、内科(胃腸科)的な問題ではなくなり、
大抵の場合、この方もそうですが、
「自律神経失調症ですね。 ストレスが原因でしょう。」
と言われます。

そこで私のところに来院されたのですが、
古い方の著書の34ページの説明をして納得してもらいました。

IMG_0803.JPG


IMG_0802.JPG



自律神経失調症の原因って、みんなストレスだと思っていますけど、
神経圧迫の場合もあるのです。

治療後には手足が温まりだいぶ状況が変わったようです。

「このままだんだん治っていくと思います。
 でも、自律神経はストレスも含めていろいろなものが絡み合うので、
 しっかり経過観察して、消去法で考えてみましょう。」

すると、
「他に何か思い当たる原因はありますでしょうか?」 
待ってました! と叫びたくなるような質問がきました。

「胃腸に問題がなくて食べられないといったら、
  失恋 しかないんじゃないですか!笑」 決まった〜。

私の診断の 恋煩い は、一笑に付して却下されました。

だとしたら、だんだん治るでしょう(笑)
posted by 島崎 広彦 at 15:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記