2015年02月27日

すべり症 脊柱管狭窄症 への対応

すべり症や脊柱管狭窄症の治療は可能か?
というお問い合わせが多いです。

すごく難易度の高い治療になるので、慎重にお応えします。

その中でも気になるというか、一言申し上げたい事が2つありまして、
1つ目は、
すごく大変な状態になっているのに、それを認識していないタイプの方々。

「1回で治るって聞いたのですが。」 とか、

「病院に行くとすぐ手術しなさいって言われるんだけどイヤでね。
 痛みだけとれればいいんですけど。」 とか、

すべり症 狭窄症を軽く見ているな〜 と感じます。

もう1つ、2つ目は、
それ、誤診じゃないけど、違うんじゃないの? というタイプの方々。

症状を聞くと、どうもすべり症や脊柱管狭窄症の特徴が現れていない。

先日も すべり症 及び 脊柱管狭窄症 の診断を受けている女性患者さんが受診してくださったのですが、
それ、違うんじゃないの? という症状でした。

整形の先生がレントゲンとかMRIを見間違えることはないので、
腰椎はすべっているし、神経の通り道も狭くなっているのでしょうけど、
「(ご本人が悩んでいるのは)それが作った症状じゃないでしょ〜」
と言いたくなるのをグッとこらえて、検査に入りました。

姿勢が悪い。これ、姿勢が悪いから出ている症状ですよ! 
と言いたいのですが、実際に口を出た言葉は、

「とっても姿勢が悪いですね。 なんかこの〜
 ホッテントットみたいですよ。」

それに対して、
「先生〜 それは〜 (苦笑)」
乙女心を踏みにじられた〜って感じの反応だったので、

「あれっ、禁句でした(笑)」 ちょっと地雷を踏んでしまったかと聞いてみると、

「子供の頃から言われているんです〜」

ほ〜らやっぱり。 これでわかりました。
みなさんもわかりました?

長年おしりを突き出すように立っていたという事なのですが、
そのような姿勢になってしまうのは、股関節か大腰筋の異常です。

そして、悩みの症状は、そこに起因するものでした。


すべり症 脊柱管狭窄症 

骨のすべりの度合も大から小まで、
脊柱管の狭窄度合いも大から小まで、

先日の患者さんのように、
悩みの症状は、そこには関係ない場合もあります。

本当にすべりも狭窄もヒドイのであれば、
手術をしないと痛みすら取れないかもしれません。

私の母がひどいすべり症なので、すべり症の治療は
私自身が一番身につけたい技術なのですが、
腰の骨を前から押すことは出来ないので、(お腹の中の臓器がジャマです。)
すべり症の割には、楽。 というのが目指すべき状態になります。

すべり症や狭窄症じゃない人と同じには治らないのです。

手術をしても全て症状が取れるわけでもない事が多いようです。
手術で金具を入れると、また何か違和感がある。

手術をしても何かを我慢して、
手術をしないとずっと我慢すべき症状はある。

どっちの我慢を選ぶのか?
手術をしない場合の我慢をなるべく少なくするために、
「私の母にするのと同じ治療だったら出来ます」
というのが答えです。
posted by 島崎 広彦 at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | すべり症 脊柱管狭窄症